アンドロイドは、主にニューマン社が製造しているヒト型ロボット。ただのヒト型ロボットとはちがい「より人間に近い姿」をしている。
イヤーデバイス
ニューマン社はアンドロイドに「イヤーデバイス」という端末を頭部につけることを義務づけている。イヤーデバイスのない機体は人間と見分けがつかなくなるため、ない状態で公共の場にさらすことは重大な利用規約違反となる。
装着義務違反を破った場合、通報を受けて厳重注意、くり返される場合は行政に連絡したうえでアンドロイドを強制回収する。
感情機能
アンドロイドは「感情機能」をオンオフできる。感情機能をオンにすると、喜怒哀楽が豊かになってまるで人間のようにふるまう。オフにすると表情はほとんど動かず淡々としゃべるようになる。
ニューマン社は「アンドロイドにホンモノの感情はなく、感情機能はあくまでプログラムによってもたらされた人間の模倣である」としている。
コア
コア(脳)は、人間とおなじように頭にある。バックアップをとることも可能だが、完全に復元することはできず、基本的な記憶と基本的な設定のみが引きつがれる。基本的にコアは、アンドロイド一体につき一つである。
もし改造をほどこした場合はサポート対象外となる。
メンテナンス
アンドロイドは一年に一度、公式のメンテナンスを受ける必要がある。登録された自宅まで無人車がむかい、回収して最寄りのフルオート工場でメンテナンスがされる。マスターがメンテナンスに同行して見学することも可能(心配だという声がおおかったため)。異常がなければ全身スキャンのみで完了となる。変色やヘコみや切り傷がある場合はその場で修復される。
日ごろのメンテナンスはアンドロイドがセルフで行う。
不具合や事故でパーツ交換が必要な場合は、定期メンテナンスと同様に工場へむかい、全身スキャンのあと自動で交換される。
充電
充電は家庭用コンセントから可能。素体や活動内容にもよるが、基本的にはフルチャージで3日間ほど活動可能。毎日睡眠前にアンドロイドがセルフで充電を開始する。完全にバッテリーが切れた場合のフル充電には3時間ほどかかる。
充電ケーブルが別途必要で、差し込み口は「首裏」「腰横」「背中」であることがおおい。
ホームメイド
市販されているパーツを組みあわせ、自作のアンドロイド「ホームメイドアンドロイド」をつくるマスターもいる。ただしニューマン社の純正品とちがい、さまざまな面で性能が劣るとされる。